仕事とメンタル
どんな仕事でもメンタルというのはとても重要な要素。
このメンタルの強さに深く関わってくるのが、日頃のストレスケアです。ストレスを溜め込んだり、溜まったまま解消しないと、メンタルが徐々に疲弊し、仕事の大事な場面でも失敗を繰り返してしまいます。
そこで様々なジャンルのプロフェッショナルが、どんなストレスケアを行なっているか、どんな方法でメンタルを鍛えているか、といったことを紹介していきたいと思います。
今回紹介したいのは、ミュージシャンの安藤裕子さんのストレス解消法です。
安藤裕子さんのストレス解消法
安藤裕子『海原の月』
安藤裕子さんは、1977年生まれで神奈川県出身のミュージシャンです。
ほとんどの曲を自分で作詞作曲し、安藤裕子さんが世間に知られるようになったきっかけは、月桂樹のCMとして採用された『のうぜんかつら(リプライズ)』という曲でした。
以降、ライブを中心に歌手活動を続けています。
そんな安藤さんが、「キナリノ」のインタビューでストレス解消法について語っていました。
仕事で大事なのは「流れ」
まず、仕事で大切にしていることが「流れ」だと言います。
スキージャンプと同じように、自分がどのタイミングで踏み込むか、という全体の流れがわかっていないと、曲作りでもライブのような舞台でも、よい仕事はできない、と語ります。
こうした全体の流れを自分に飲み込んでいく過程で、やはり時間との戦いや理想に届かない焦りもあってストレスが溜まっていくそうです。
しかし、ストレスを溜め込めば溜め込むほど、余計に流れを掴み損ねてしまいます。
だからこそ、根を詰めすぎた際などにいったんスイッチを切り替える意味でも、ストレス解消法を大切にしているようです。
ストレス解消に「旅行」
安藤裕子さんはストレス解消法として、様々なことを行なっていると言います。
安藤さんがストレス解消法として行なっている「好きなもの」はたとえば、以下のようなものです。
- 温泉
- 美味しいご飯を食べる
- マッサージ
特に、旅行で温泉宿などに泊まるときは、手の込んだ丁寧な料理を出してくれる場所を調べるようにしているそうです。
自分が作るご飯も好きだけど、外食でしか食べられないような丁寧な料理もすごく好きなんです。手の込んだ料理の特別感を味わいたくなっては、色々調べて食べに出かけてます。
時間に追われているときや、完璧を求めているときは、どうしても日常が疎かになってしまいます。
そういうときは追い込むよりも、むしろ自分へのご褒美もかねて、意識的にのんびりとした贅沢なひとときを与えてあげることが、結果的によい仕事に繋がっていくのかもしれません。
アイディアも、考え抜いて、ふっと身も心もリラックスさせた状態のときに浮かぶと言われています。
他にも、海に行ったり山に行ったり、大自然に包まれることで憑き物のようなストレスが取れて軽くなると言います。

また、ストレスがすぐに肌に出ると言う安藤裕子さん。
こうした体の変化も、「あ、もうこれ以上はダメかも」という自分の調子を把握する一つの要素になっているのでしょう。