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無印良品と自然栽培、自然農法の野菜

無印良品と言うと、シンプルなデザインと、素材にこだわったオーガニックコットンの服が割と安価で手に入る、というのが魅力で、敏感肌のひとやひとまずおしゃれな服を購入したい、というひとにとっては力強い味方になるブランドです。
自然に優しい持続可能性とおしゃれのバランスを上手に保っている代表的な日本ブランドの一つと言えるでしょう。
ファッションでは多くの素材にオーガニックコットンが使用されていますが、一方、ハーブティーなどの飲料水や一部の店舗以外では、食の面についてはまだそれほど無農薬や有機栽培、自然栽培といったオーガニックな方向には進んでいません。
しかし、今後は食もこれまで以上に持続可能性や健康面を考慮した方向に向かっていくだろうと思います。
こうした動きの一つとして、無印良品では産地直送の「諸国良品」という企画を行なっています。
諸国良品では、各地の風土から生まれた野菜や果物などの食材や調味料、また伝統工芸品などをネット通販で購入することができます。
この諸国良品のなかでは、自然栽培や自然農法といった無農薬、無化学肥料のような持続可能性という点でも自然に優しい試みをしている農家さんの食材も扱っています。
たとえば、2019年11月現在で購入が可能な自然栽培、自然農法、その他無農薬などの食材は以下の通りです(一部)。
諸国良品
高知県産 自然栽培の新生姜 約500g 1440円
“高知県黒潮町で育てられた自然栽培のしょうが。収穫はじめだけ採れるのが「新しょうが」です。口当たりが柔らかく、まろやかな辛みが特徴です。甘酢漬けにしてガリにしたり、天ぷら、炊き込みご飯など、しょうがそのものを味わうのに向いています。”
兵庫県淡路島の自然農法「たまねぎ」 3kg(小玉サイズ) 1080円
“兵庫県の淡路島で自然農法によって栽培された、「たまねぎ」。やわらかく甘みが強いのが特徴です。小さめで使い切りサイズ、大きさにばらつきがありますが、味は変わりません。”
完全自然農法を追求して生まれた国産ハーブ 600円〜
“海外産の多いハーブにおいて、国内でそれも自然農法でハーブ栽培を手掛ける方がいます。那須高原HERB’sの浜津伸生さん。ハーブに魅せられ、幼い子供もいながら仕事を辞め、ここ那須高原にたどり着いたのは1991年のことでした。以来、那須らしさを追求し、自然農法も取り入れていくなかで作られるようになったのが、色も味も香りも強い国産ハーブです。”
Ome Farm 季節の野菜セット 7~8品目 3240円
“東京都青梅市で農薬・化学肥料不使用で育てられた、西洋野菜と江戸東京野菜(東京に伝わる伝統野菜)をセットでお届けします。”
こだわりのオーガニック醤油 540円〜
“昭和7年創業の『ヤマヒサ』さんは、昭和46年以降、いち早く「オーガニック」の原料や国内産の丸大豆にこだわったお醤油を造りはじめ、平成元年には自社でオリーブ栽培もはじめるなど、常にチャレンジし続ける革新的なお醤油屋さんです。国内産にこだわり、農薬も化学肥科も一切使っていないものや、有機JAS認定のものなどを原料として醤油造りをしています。”
茶源郷・和束の新風、有機・無農薬栽培茶 864円〜
“京都府南部に位置する和束町は、宇治煎茶の名産地として知られ、江戸時代には御所にも納められたほど。特に抹茶の原料となる「てん茶」の生産量では全国トップクラスです。その景観から「茶源郷」とも称されます。その地で元禄時代から350年、中井製茶場は7代にわたって美しい茶畑を守り続け、1987年、全圃場を有機栽培へ完全移行。化学肥料や農薬を一切使用せず、安心で安全なお茶を栽培から加工まで一貫体制でつくっています。”
無農薬、無肥料で栽培された紅茶品種「べにふうき」 756円〜
“緑茶も紅茶もウーロン茶も同じ茶葉で、製法が違うだけだと聞いたことがないでしょうか。それは少し違うようです。生産農家の東垂水さんがつくる紅茶は、国産の紅茶品種「べにふうき」を有機農法で栽培し茶葉本来の香り、味が引き出されるように栽培環境からこだわり、紅茶専用工場で丁寧に製造されています。”
自然にコミュニケーションが生まれる、木のおもちゃ 3520円〜
“「だれが・どこで・なにを・どうした」の4つのキューブを組み合わせて物語を作る、「もくもく絵本」。「民話の里・遠野らしい木のおもちゃを作ることはできないか」と、地元の主婦ら4人がアイデアを形にしました。例えば、「おんなのこが・やまで・おにを・たべました」という物語ができた時には、「鬼は一体どんな味がしたかな?」など自然とコミュニケーションが広がります。”
以上、無印良品の「諸国良品」で扱っている自然栽培、自然農法の食材でした。